ウラヤマクラシテル「勝水喜一展」

工藤和彦が運営するギャラリーのウラヤマクラシテル企画展

「木工」を超絶技法で探求する「勝水喜一展」

6月25日(月)までとなりました。

23日(土)24日(日)

勝水喜一さんが在廊いたします。

勝水さんと直接話しができる貴重な機会ですので、是非お越しください。

 

 

北海道東部の阿寒町に在住の木工家勝水喜一さんは、個人の作家ではコストがかかり過ぎてなかなか持てない人工乾燥機を自前で所有し、北海道の原生林から切り出された樹木を、長年のデーターに基づいて極限まで乾燥させて歪むことのない木材から作り出すという稀な作家さんです。

この行為や技術が勝水喜一さんの木工家としての根底を支えています。

なぜなら、大自然の中で数百年にわたって育くまれた大木であっても、割れや捻りや腐れなどがあれば、木材としての利用価値は低くなり、大半はパルプ工場に直行することになりますが、勝水喜一さんは逆にそれが、その木の持つ個性と見極めて材料にすることができるからです。

木材工場で乾燥した木材を購入するよりも、はるかにコストや労力はかかりますが、「木」の個性を失うことなく作品にダイレクトに活かせる最良の手段を勝水さんは選択しているのです。

大工の経験がある勝水さんはカンナやノミ、ノコギリといった木工道具の扱いもハイレベルで、特にテーブル作品にそれが結実しています。

勝水さんのテーブルは気高くありながら、なんとも言えない優しさを醸し出しています。北海道の大自然に育まれた木だからこそ持ちえる包容力なのかもしれません。

触っているだけで嬉しくなるテーブルです。

勝水喜一さんが近年取り組んでいるのが、ノコギリによる造形。

上の写真はノコギリによる造型です。一見するとノミで掘ったもののように見えますが、よく見るとノコギリの痕跡が見て取れます。

どのようにすれば、ノコギリだけでこのような形が出来上がるのか?不思議です。

会場でご覧になって考えてみてください。

誰もが思いつかないこと、大変だからと諦めてしまうこと、そういうことに信念を持って追求するのが木工家勝水喜一さんです。

(展示作品は全て販売いたします。)

 

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